もう、発酵あんこを卒業してあずき博士の煮小豆にシフト出来そうです。
こちらの記事で触れた"あずき博士"こと名寄市立大学副学長 農学博士 加藤淳教授の煮小豆をどうしても試してみたかった。
と言うのも、小豆は食物繊維がゴボウの3倍、鉄分がほうれんそうの2.7倍、ポリフェノールは赤ワインの2倍。
毎日小豆を食べているにも関わらず、小豆を炊く上で重要だと教わってきた渋切り作業で、実に6割以上の栄養素を失っているのだそうです。
そこで博士が考案した渋みを感じずに栄養素も逃さない煮小豆の出番。
まずは、小豆を乾煎り。5分ほどで色が変わります。こうすることで長時間の浸水や渋切りをしなくても渋みを感じにくくなる。
- 小豆 200g
- 水 300mL
- 差し水 100mL
あずきは自分の重さの2.2倍の水を吸う。だから、2倍の水で煮れば、ポリフェノールが出てしまった煮汁は全部、あずきの中へ閉じ込められる。
だけどこんなに少ない水量で小豆を炊くのは初めてなので、ちゃんと炊けるのか少々不安です。ポイントはしっかり蓋をすること。水分がなくなってきたら、1度差し水をします。
底にうっすらと水分が残るくらいになったら、ここからは焦がさないように注意しながらラストスパート。実際に加熱している時間は40分ほどで、あずき博士の煮小豆が完成。
ホクホクのシン・煮小豆。砂糖も塩も麹もなしなので、当然甘さナシです。だけど、その分小豆の風味が凝縮されてる。
いつもなら小豆を炊くだけでも、前日夜からの浸水と2時間程の加熱時間。さらに発酵あんこなら、ここから8時間と、途方もない時間を週イチで費やしていました。にもかかわらず、栄養は6割失っていたなんて。
ただこの時短っぷりに水量の少なさ、ちゃんと炊けているのか疑問に思いますよね。安心してください。指でつぶせるくらいの固さに仕上がります。
あずき博士曰く、トマトと合わせるのがベストなので、今回はあいこトマトのマリネと合わせました。煮小豆は全く甘くないので他の食材と合わせるのには好都合。
あいこトマト自身の甘みとマリネ液の酸味が煮小豆にぴったり。見た目以上に栄養満点。夏の弱ったカラダにも効きますよっ。
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