またひとつ歳を重ねた記念に、ミシュラン2つ星獲得の超予約困難店、日本料理菅井(すがい)でランチをいただきました。
菅井は、1年に1度だけ予約を受け付けます。それが10月1日からの3日間。そこで1年分の予約が埋まるという超難関店。だけどさすがにこのご時世、キャンセルがあるのではないかとダメ元で電話してみると、この日に1組分だけキャンセルがあったのです。
ランチは6,500円のコース1種類のみ。全組12:00の一斉スタートです。カウンターと半個室がひとつ。カウンターの配膳は目の前で調理をしていたシェフがそのまま行い、カウンターのお客様全員にほぼ一斉に説明するスタイル。
どどっと9品。いやー、圧巻でした。
どれを食べても、目に口に、そして脳に刺激が行き渡ります。それぞれの感想を書いていたらどれだけ時間があっても足りないくらいです。
ひとつひとつの量は少なめですが、食材がどれも素晴らしい。お吸い物と揚げ物は、鱧。焼き物は鮎。ローストビーフは山形牛。
そして極めつけが、この雲丹です。このキラキラ感。テンション一気にマックス。
雲丹のジュレの下には、雲丹と茄子と湯葉。ひとくち食べると、じわーっと、とろーっと、旨みが広がってきて唸らずにはいられない。声を大にして美味しさを叫びたい気持ち。
お酒はやっぱり日本酒。最初だけ白ワインを一杯頂いて、後は、醸し人九平次 純米大吟醸と鳳凰美田をチョイス。だいたい1,000円未満で良心的なお値段です。
もちろん美味しいものしか置いてないので間違いはありませんが、器が夏仕様でとても素敵。
デザートはメロン。そしてお茶と共に丹波の黒豆。さらに、残りの釜めしをお土産に包んでくれるサービス。しかもひとり1パック分。普通に1食分あるから驚きです。
ランチに菅井を訪問する上で、ひとつ注意すべき点があったので記録しておきます。ランチコースはすべてのお客様が同じタイミングで進みます。ゆっくり話をしたり、お酒に時間をかけたり、ということは出来ません。ひとり食べ終わらない方がいるからと言って待ってはくれない。
つまりお店のペースにお客が合わせる、わけです。こうした形態は初めてで、少し驚きましたが、純粋に料理を楽しむ、というスタンスでいれば問題なし。
ミシュラン2つ星店。これだけのクオリティのお料理、恐らく東京都内であればこの価格では頂けません。コスパが高いというクチコミが多いのにも頷けます。1年に1回で良いからまた伺えたらいいな。ご馳走さまでした。
✔️菅井
神奈川県横浜市中区太田町5-69 山田ビル １Ｆ
045-664-2885
12:00～14:30
18:00～21:00
定休日 水曜日
https://tabelog.com/kanagawa/A1401/A140104/14003970/
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