ステイホーム、
テイクアウト、
ソーシャルディスタンス。
様々な英語でのキーワードが飛びかったここ数ヶ月。そもそも、なんでみんな英語なんだろう。日本には素晴らしいお弁当文化があったのだと言うことを、思い出させてくれる期間でした。
今年創業190周年を迎える、老舗料亭なだ万。そしてその味を身近に楽しめるよう、百貨店などに展開しているのが「なだ万厨房」です。
楽の膳 1,300円(税抜)
- 赤魚味噌祐庵焼、鶏つくね焼、五目豆腐あおさ揚げ、蟹風味しんじょ煮、厚焼玉子、大根甘酢漬、赤パプリカ
- 白身魚入りつみれ豆腐、鶏つくね高野挟み含ませ煮、六方里芋、角南瓜、蕗・牛肉・白滝煮、グリンピース、人参、隠元豆
- 俵御飯 おかか昆布、鮭風味ふりかけ
- 椎茸御飯 桜海老、錦糸玉子、刻みしば漬
これが下から2番目のお弁当なんだって言うことがスゴい。
品目数の多さ、彩りの美しさ。蓋を開けた時、パっと明るくなるこの気持ち。
彩菜〈さいさい〉の膳 1,800円(税抜)
- 赤魚西京焼、合鴨燻製、たらの芽パンプキン揚げ、厚焼玉子、丸十蜜煮、大根甘酢漬
- 海老芝煮、鶏つくね焼、鶏つみれ赤唐辛子揚げ、小松菜煮浸し、花びら百合根、赤パプリカ
- 白身魚入りつみれ豆腐、巻湯葉、蓮根田舎煮、椎茸旨煮、六方里芋、角南瓜、人参、隠元豆
- 筍御飯 桜海老、錦糸玉子、グリンピース
- 白御飯 おかか昆布、刻みしば漬
- 道明寺餅、わらび餅（黒糖・抹茶）、黒花豆、さくらんぼ蜜煮
500円アップすると、甘味もついてより華やかになります。どちらも季節ごとにメニューが変わる四季替わり弁当。
全てにおいて強すぎない味付け。特に煮物で他のお店との違いを感じます。上品で柔らかく優しい出汁の味なのに、物足りなさはありません。お肉もお魚も網羅していて栄養面でのバランスも完璧です。小さなわらび餅ひとつにも、一切の手抜きなし。
こんなにも日本人の心が詰め込まれたお弁当は、やっぱり同じくらいこだわりの詰まった日本酒と共に頂きます。なだ万のお弁当と飛良泉。あー、最高。
▶▶飛良泉本舗 飛良泉 純米大吟醸 UT-2 1800ml 限定生酒 価格3,278円 (税込)
実はどちらのお弁当も300円引きでした。なかなかなだ万のお弁当は夕方でも値下げしないのでラッキー。
新生活様式でますます需要が高まりそうな、なだ万のお弁当。これまでは特別な時のものだったけれど、ここ数ヶ月でだいぶ価値観が変わった気がする。
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