生どら焼き栗 324円
生どら焼きプレーン 270円
チーズタルトで人気のBAKEが手がけるはじめての和菓子店DOU。生どら焼きのお店です。
初めてBAKEが北海道から東京へやってきた時、自由が丘の大行列を見て断念して、その後ラゾーナ川崎に出来てそれでもだいぶ並んで購入したのを思い出します。
そのBAKEのどら焼き屋さんは、なんかちょっとこれまでのBAKEブランドの流れとは違ってる。クロッカンシューとかプレスバターサンドとかどれも大行列を作っているけれど、川崎のDOUはいつ見ても閑散としている。並んでいるところを見たことがない。
なんかそれで逆に気になる存在に。クチコミを見ると確かにあまり良くないコメントがずらり。そしたらますます気になるじゃない。
と言うわけで、前置きが長かったけど購入してみました。
片手で持てるスタイルのオムレットのようなどら焼き。でもそもそも普通のどら焼きスタイルでも片手で食べられるはず。このオムレットスタイルにしたのは理由があるのかな。最初池袋にオープンした時は普通のどら焼きのスタイルをしていたらしいです。
ふわっふわのどら焼き生地に、生クリーム、餡、求肥。全て北海道産のもので出来ているこだわり。
栗の方は栗餡と生クリーム、求肥に栗が入っています。
まず生地は洋菓子で培ったノウハウをいかしているというのがわかる。どら焼きというよりも、ケーキのスポンジ生地のように軽くて、美味しい。そして餡も生クリームもさすがのクオリティ。ただ、求肥、いらないかも。
挟まずに1枚の生地でオムレット型にするなら、もう少し金額が安くてもいいはず。求肥をなくしたらお安くなるのなら、その方がいい。食感のアクセント、ということらしいけれど、このお菓子にそれを求めていない。
栗も同じくです。脂肪分35度とさっぱりめに作られた生クリームと栗餡の上品な甘さが合っていてとても美味しいのに、求肥いらない。求肥よりも栗そのものをもう少し増やしてほしい。
実際に食べてみてどうしてDOUだけが、低評価なのか少しだけわかった気がする。まずとても美味しいのに新しさが全くない。和菓子と洋菓子の中間地点のようなスタンスなのかもしれないけれど、それがどちらを求める人にとっても中途半端になってしまっている。そんな感じです。
コンビニへ行けば低価格である程度のクオリティのどら焼きがいつでも食べられる時代に、わざわざこの金額を出して買わない、というのが恐らく本音なのでは。
だから、価格を見直すのが1番。プレーンが200円だったら、これめちゃめちゃ売れるはず。クロッカンシューとプレスバターサンドのプレゼントチケットとか割引券なんかがつくのも良いな。
あと5個買わないと箱に入れてくれないので、紙袋とビニールに入れられ、雨の日に持ち歩いて帰ったら片側つぶれていました。そのあたりも1個からでも箱に入れてくれるくらいのサービスがないと今の価格では厳しそう。
何度も言いますが、美味しいのは美味しいです。味には満足でした。
DOU アトレ川崎店
044-276-8663
神奈川県川崎市川崎区駅前本町26-1 アトレ川崎 3F
https://namadorayaki.com
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